指導のための「かきくけこ」後半
福岡県糟屋郡宇美町の「かなた社会保険労務士事務所」代表の田中幸代です。
ハラスメントについての意識が高まっている昨今、部下をどう育成していいか分からないと頭を痛める管理職が増えています。
そこで、指導のための「かきくけこ」をご紹介したいと思います。
(本日は後半の「けこ」。前半の「かきく」はアップ済みです。)
け・・・「傾聴」する
しっかりと相手の話を聴く。
研修などでは、「暇な時には傾聴出来るけれども、忙しい時はそんな悠長なことやっていられません」など言われることがあります。
確かに、傾聴というのは「傾」の字の通り、ただ聴いているたけでは問題解決にはなりません。
しかし、傾聴することによって相手はいろいろと話をします。
それだけ情報収集ができるので、そこからの作戦が立てやすくなるのです。
相手から自分が聞きたいことばかり聞くということにならないように、お互いが話したいことを聴いてもらえるような関係づくりを意識してみるとよいかもしれません。
こ・・・「これから」を明確にする
上司に指導されると、部下は「もうダメだ」とへこみがちです。
部下に指導して、問題点を共有してもらうことは大事ですが、そこから「こういう風に成長していきましょう」と、前向きに面談を終えることがとても重要だと思います。